自認書・使用承諾証明書

まず、この2つの書類の意味についてご説明します。

自認書は使用しようと思っている駐車場の敷地が「自分の持ち物」である場合に必要です。誰か借りているのではなく「自ら所有している」ことが条件となります。

雛形は下の図を参照ください。

 

使用承諾証明書は駐車場が借り物である場合に必要です。
貸主、つまり駐車場の大家さん(又はその駐車場の管理を任されている不動産会社など)から書いてもらう必要があります。

但し、既に駐車場の賃貸借契約書などを交わしていて、内容に不備がなければ使用承諾証明書は基本的に不要です。
この辺は、ご存知ない方も多いかもしれませんね。

雛形はこちらです。

これらは駐車場が自分の物かどうか、他に共有者がいるか、はたまた単に借り物なのか、などによってどれを出すのか、又はどっちも出すのかが変わってきます。

書類の書き方自体は難しくはありませんので、このページの最後にご説明するとして、まずは、よくあるパターンを例に挙げて、どっちを出すべきかをご説明しておきましょう。

 

例1:土地付き一戸建ての専用駐車場

分譲建売の家などもこのケースです。ほとんどのケースではどなたかお一人の名義にされているでしょうから、自認書だけで済みます。

但し、夫婦や親子などで共有にしてしまった場合は

  • 自分の分は自認書
  • 共有者(配偶者や親)の分は使用承諾証明書

というように、2種類とも提出する必要があります。

注意なのは、家族であってもこういう申請の面では他人になるということです。

 

例2:賃貸マンションの駐車場や、月極駐車場

こちらは使用承諾証明書オンリーです。
駐車場の所有者・貸主(大家さん)、又は駐車場を管理している不動産会社に書いてもらいます。

この場合は契約書を交わすことがほとんどでしょうから、その契約の相手方に頼んでください。

また、先方が全て作ってくれることが通常ですが、こちらであらかた作成して、先方に署名(記名)・捺印をお願いするというケースもあります。

 

例3:分譲マンションの駐車場

分譲マンションを購入するとその占有部分(部屋)の名義は自分ですが、駐車場は敷地内のものを別に借りることが多いでしょう。

その場合も、使用承諾証明書を出します。
多くの場合、そのマンションの管理組合が出してくれるはずです。

 

例4:親の土地に建てた家の専用駐車場

先ほど申し上げたように、家族でも他人です。
よって、土地の名義人である親から使用承諾証明書を書いてもらう必要があります。

 

例5:土地は他人名義だが、家は自分名義、駐車場が家の1階にある場合

たまに見る、家の1階部分がガレージになっていて、2階以上が住むところ、というパターンですね。
この場合、敷地が借地であっても駐車場が家に組み込まれた形のため、自認書だけで済みます。

 

自認書の作成方法

自認書は全く難しいところはありません。
見本を元にご説明します。

①証明申請と届出どちらかに○

ざっくりいうと、普通車の場合は「証明申請」、軽自動車の場合は「届出」です。
両方に○を付けるケースはありません。どちらか一つに○をつけましょう。

②土地と建物に○

これはどちらにも○を付けるケースがあります。土地付き一戸建ての場合などですね。
そして、実務上、それがほとんどを占めます。

一方、土地だけに○を付けるケースはほぼありません。
土地だけが自分のもので、建物は他人のものという敷地で、そこを自分の駐車場として使うケースが少ないからです。

逆に、建物だけに○を付けるケースはあります。
「土地は借地だけど駐車場スペースは自分の所有」ということですが、これは先ほど例で説明した「建物の1階部分が駐車スペースで、2階以上が住まい」というケースなどですね。

③管轄警察署を記入

提出先の警察署を記入します。抜けがちなので注意。

④日付

提出日でもいいですが、提出する日以前の日付でも構いません。

⑤住所・氏名・電話番号

これはそのままです。なお、車庫証明申請書(自動車保管場所申請書)に記載した住所氏名電話番号と同じになるはずなので、それらがずれていると基本的にアウトです。

印鑑の押印も忘れずに。認印で可です。
※公的な機関に提出する書類なので、いわゆるシャチハタなどのゴム印は不可。

 

保管場所使用承諾証明書の作成方法

通常のケースだと、これもさほど難しくありません。

おまけに、この承諾証明書は駐車場の貸主や駐車場管理会社が全て作成してくれるケースも多いです。(その場合、手数料を取られることがあるので痛いところです。しかし、この書類には彼らの印鑑が必要となるため、「じゃあ自分で作ります」とも言えないところが痛いところです。)
※但し、きちんと駐車場の契約書を交わしていれば、そもそも使用承諾証明書を提出する必要もないので、状況次第というところです。

毎度のように記入例と共にご説明していきましょう。

①保管場所の位置

つまり、駐車場の位置です。それだけです。

②駐車場の名称・位置番号

駐車場に名称があるとき、また、複数の車が停まっていてそれぞれのスペースが区画されているときは、どこが自分の駐車スペースかはっきりさせるために番号等を記入します。

③保管場所の使用者

実際にその駐車場を使用する人(車を停める人)です。
車庫証明を申請する人と同一になるのが通常ですね。というか、ここが相違していると原則としてアウト

人は同一でもなぜか車庫証明申請書の住所とここの住所が違っているなど不思議な現象が起こっている場合も原則アウト

④使用者と契約者の関係

駐車場を借りた名義人と、実際に駐車場を使う人の名義が異なる場合はここに何らか記入することになりますが、大抵の場合はそれらは同じ人になるでしょうから、ここは空欄のまま、⑤に「上記に同じ」と記載すればOKです。(記入例の通り)

一応、たまにここに記入しなければいけないケースを挙げておきますと、よくあるのが駐車場の契約名義人は親で、実際に駐車場を使用するのは子供、というケースです。

何故こういうことが起きるのかというと、社会一般的に「賃貸借契約」は成人していないと単独ではできません。
よって、例えば18歳(未成年)が車を持ち、駐車場を借りようと思っても、単独契約は実務上不可能で、代わりに親が契約名義人になります。
このような場合、この④は「2 親族」に○を付けた上で、⑤に親の住所・氏名・電話番号を記入するという具合です。

⑤保管場所の契約者

④で説明した通り、この欄は「上記に同じ」と書いてそれで終わりのケースが最も多いです。
③と⑤が相違する場合は、⑤に契約者の名義となる方の住所・氏名・電話番号を記入します。

⑥使用期間

使用承諾する期間を記入します。駐車場を不動産会社等から借りる場合は、その契約期間と基本的に一致するはずです。

なお、親の敷地に駐車スペースを確保するケースで、親子という性質上、暗黙的に「無期限でいいよ」と言ってくれることもあるでしょう。

この場合でも、適当に、申請日から1~2年以上の期間を入れておきます。
基本的に「無期限」という書き方はしません。

また、ここの期間が極端に短い場合は車庫証明は下りないことが多いです。
管轄によって扱いは異なるかもしれませんが、少なくとも1ヶ月を超えていること。安全に申請したいんだったら1年以上とするのがセオリーです。

⑦日付

承諾日を書きます。もちろん提出日でも良いです。
提出の時点で承諾されていることが前提ですので、必ず提出日かその前の日付となります。

⑧承諾者の住所・氏名・電話番号・押印

駐車場の使用を承諾する人が記入します。印鑑も忘れずに。
個人の場合は認印でも可ですが、不動産会社などの法人が書く場合、印鑑は原則会社の実印です。これはそう決まっているというより、社会一般の常識からそうなります。

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